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だんだん年齢を重ねてくると、代謝が悪くなっているのもあるのでしょうが、若い頃よりも食べ方が減っているのにも関わらず、体重が減らない、増えてしまう、ってありますよね。

年に1回の健診で、体重やBMIや腹囲をチェックされて、ああ去年より増えちゃった…とがっかりします。よし、これ以上太らないようにするぞ!とその時は自分の気持ちを引き締めるのですが、いつの間にか忘れてしまい、生活も変わらなくなります。どうしましょ。



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その対策はさておき、気になるBMIについて、少し整理してみました。
BMIは適正な体重を知るための基準として最も信頼できる基準として考えられてきました。 でも、BMI にはいくつかの問題点があって、必ずしも適正体重を知るための一番いい基準ではないようです。

BMIって何?

BMIとはBody Mass Index 肥満度指数です。
BMIの計算式は
BMI=[体重(kg)]÷[身長(㍍)✕2]
で算出されます。

肥満や低体重(痩せ)の判定に使われます。 計算方法は世界共通ですが、肥満の判定基準は国によって異なり、WHO(世界保健機構)の基準では30以上を「肥満」としています。  



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BMIの基準はどれくらいが肥満なの?

BMIって、健康診断の際、結果表に記載されてますよね。 1年に1回、健康診断をやってみると、その結果表に「BMI」の欄があって、たいがい20代の数字が載ってます。 BMIについての簡単な説明を見ても、数字の範囲がけっこう大雑把な括りのような気がしてしまうのであんまり気にしていないんですけど。

日本肥満学会が定めた基準ではこうなっています。

BMIが18.5未満が「痩せている」
BMIが18.5以上25未満が「普通」
BMIが25以上が「肥満」

 

BMIが25を超えると「脂質異常症」「糖尿病」「高血圧」などの生活習慣病のリスクが2倍以上になるそうです。  

 

BMIが良い基準ではない理由は?

BMIが必ずしも適正体重を知るための一番いい基準ではないようです。 その理由が2点あります。

1点目は
BMIでは筋肉と脂肪の区別ができない点です。
筋肉隆々のスポーツ選手でしたら、BMI の基準では「肥満」になってしまいます。プロスポーツ選手の体重の多くは脂肪じゃなくて筋肉です。決して不健康ではないハズです。

2点めは
脂肪が多かったとして、その脂肪が身体のどこの部分にたくさんあるのか、は全くわかりません。脂肪が腕や脚についている場合より、胴回りについているケースの方が病気のリスクが高いです。心臓疾患・糖尿病・高血圧症などの生活習慣病の発症リスクが高くなります。

まとめ

BMI の数値が同じ2人でも体型や体脂肪率が全く違う、というコトがあり得るので、BMIだけでは病気にかかるリスクの判断は難しいです。 だからこそ、生活習慣病健診では「腹囲」を測ってますよね。
自分のだぶだぶのお腹を他人にメジャーで測定されるのはあんまりいい気持ちじゃないですけど、ウエスト周辺の体脂肪量が分かるので、生活習慣病の発生を早期発見できるんですね。

 

メタボになりやすい基準は、
日本では男性が85㎝、女性は90㎝とされています。

(※メタボとはメタボリックシンドローム(英: Metabolic syndrome)。内臓脂肪型肥満(内臓肥満・ 腹部肥満)に高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上の症状が一度に出ている状態 をいう。)

これからは、体重計チェックにプラスして「メジャーで腹囲チェック」もこまめにしましょう。  

 


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