エンディングノートの必要性について、こんな私でも少しずつ理解できてきました。特におひとりさまにはだいじだってコト分かってます。でも「まだもう少し先でもいいんじゃない?」とつい先延ばししている私。
まずは、エンディングノートのコト、もう少し調べてみました。どんなこと書くの?どこで手に入るの?手書き?パソコン入力とかアプリとか?
家でのエンディングノートの居場所を決めてあげると書きやすいようですよ。
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目次
エンディングノートは誰のため?
エンディングノートとは…
主に、高齢者が人生の終末期に備えて自分自身の希望を書き留めておくノートです。
エンディングノートに記入する内容は主に3種類です。
・プロフィールや自分史
・将来死亡した時に遺産相続や葬儀をどうしたいか
・亡くなる前、終末期の医療の希望、介護や後見人に関して何を望むか
などになります。
大切な人へのメッセージなども書きますね。
エンディングノートを作成している間は、自分の人生を振り返ることができ、その作業がさらにこれからのことを真摯に考えるきっかけになります。
このエンディングノートがあることにより、家族などの残された人が本人の意思を実現できるように動くことができます。
もしもこれがなければ、家族などはその物事の都度悩まなければなりません。悩んだ末に行動しても、結果それが本当にその人にとって良かった選択だったのか?とずっと問い続けることになります。
エンディングノートを記すことは、残された家族のためでもあるのです。
エンディングノートには定まった様式がありません。
法的効力もありません。
エンディングノートは、遺書とは違って法的効力がありません。でも、だからこそ、自由に書くことができます。
エンディングノートの様式もいろいろです。
本屋さんで眺めてみてもたくさんのエンディングノートが並んでいます。
インターネットでもいろいろ探すことができます。
アマゾンで検索して購入することもできます。
pc用ソフトやスマホアプリもあります。
様式をダウンロードして紙にプリントして手書きするタイプ
ワードやデクセルで入力し、データで残しておけるタイプ
などなどいろいろあります。
葬儀会社が主催する終活セミナー等に参加すると、「入門編」のエンディングノートがもらえたりします。
最近では、自治体で配布しているところもあるようです。
自治体が配布するのは「地域で孤立しないように」という思いからのようです。エンディングノートを記入することで「人とのつながりの中で生きる自分自身」に気づいて、これからの生き方を見直してほしい、という願いがあるようです。身近な相談窓口(民生委員や地域包括支援センターなど)の情報一覧も添付されています。
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自分としてやはり「紙」に書く方が扱いやすい気がしています。
後々、誰かに見てもらう訳ですし、誰にも見やすいのがいいように思います。
ただ、様式については「かわいい」「シンプル」「かっこいいい」「分かりやすい」など少しこだわりたくなるかもしれません。
試しにインターネットでダウンロードできるタイプの様式を幾つか見てみました。
そうすると、ちょうどこれがいい、というのが見つからない、というか、いろいろ目移りするというか、迷ってしまいました。
外観のこだわり以前に、エンディングノートに書く内容について、気になり始めました。
「全体の雰囲気はこの『エンディングノートA』がいいな。」
「だけどこの部分は不要だと思う。」
「『エンディングノートB』のこの部分も必要だから『エンディングノートA』にプラスして書きたいな」
などと思ったり…。
そうなると、今度は、もしかしたら、『自作のオリジナルのエンディングノート』もあり?と思ったりします。
エンディングノートは人によって残しておく情報が違うのは当然ですよね。
仕事でバリバリ活躍してきた男性が書く場合とカンレキのおひとりさまが書く場合とは自ずと違ってくるでしょうね。
自分にとって必要な項目をワードやエクセルでシンプルに書く、のも立派なエンディングノートでしょう。
エンディングノートに記入する項目はかなりたくさん
エンディングノートの無料ダウンロード集からいくつか見させてもらいました。エンディングノートに記入する内容を大まかに分類すると次の4種類になります。
①自分史的なもの
②ラストライフ的なもの
③葬儀・供養に関するもの
④財産的なもの
それらの中にはそれぞれこんな項目があります。
①自分史的なものとしては
プロフィール
履歴書
家系図
家族の連絡先
緊急連絡先
など。
②ラストライフ的なものとしては
かかりつけ医院
(入院保険)
病歴
告知について
延命治療について
臓器提供について
介護関連の連絡先(ケアマネ・施設)
財産管理について(後見人)
ライフライン連絡先(電気・水道・ガス)
など。
③葬儀・供養に関するものとしては
葬儀の生前契約
喪主をお願いしたい人
看取って欲しい人
葬儀の形式
訃報連絡先
遺影写真について
お墓・お骨
遺品
譲りたい品
副葬品の希望
形見分け
たいせつな人へのメッセージ
など。
④財産的なものとしては
遺言書の有無・種類・保管場所
財産の種類
後見制度
など。
項目を挙げてみただけでもこんなにたくさんあります。
これについて、全てを記入するのは気の遠くなるような作業に思えちゃいますね。
やっぱりエンディングノートは「元気なうちに」始めるべきですね。
一度に全部は無理なので、とにかく書けるところから始めたほうがいいみたいです。
自分で自分のことを整理するのがこんなにタイヘンなのですから、これを自分がやらずに、残された人に任せるのはやはり申し訳なさすぎる…とますます思いました。
エンディングノートを進めやすくするコツ
エンディングノートに書く項目がかなり多岐にわたることが分かりました。始めるのに躊躇してしまいそうな量です。
でも、「一度に全部」じゃなくて、できるところから始めればいいですよね。
エンディングノートを進めやすくするポイントは…
・書けるところから始めます。
一度に全部を書こうとしないで、まず全体を見て、書けそうな項目からスタートしましょう。
・エンディングノートの居場所を決めてあげましょう。
いつでも書けるように家での「エンディングノートの居場所」を決めてあげましょう。
・鉛筆で書くのがおすすめです。
何度でも書き直しができます。書き直しの記録を残したい場合は書き加えた日付も書いておくといいでしょう。
・エンディングノートを書いていることを誰かに伝えておきましょう。
・終活仲間を増やしましょう。
自分だけで進めずに仲間と一緒に進めましょう。
まとめ
エンディングノートは、あとに遺された人が迷ったり悔やんだりすることがないように、という思いやりの心で書くものでもあります。
作成中に自分の生き方を確認する作業により、これからの自分の生き方を新たにするチャンスでもあります。
一度に完成させるのは到底無理なボリュームです。何回書き直してもいいし、書ける項目から書き始めればいいし、「まずは書き始める」ことがだいじですね。