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88歳のお祝い「米寿」。日本人の平均寿命は、年々延びて、2016年は女性87.14歳、男性80.98歳。88歳の米寿を迎える人も増えてきました。



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元気ハツラツな88歳
寝たきりの88歳
ちょっと認知がある88歳…


88年もの人生を過ごしてきたこと自体が「みなさんスゴイ!」と思います。ささやかでもこの節目をお祝してあげたくなります。


米寿にはどんなお祝いがいいのでしょうか?プレゼントを贈るなら、どんなものが喜ばれるのでしょうか?

 

米寿のプレゼントは何がいい?

米寿のプレゼントには何がふさわしいのでしょう?いちばん喜んでもらえるのは何?と考えを巡らしますが、やはり人それぞれ違うでしょうね。

いちばんではないかもしれませんが、提案したいのがこちらです。

笑顔が詰まったスナップ写真をアルバムにして

『米寿祝い」に集まった人たちのスナップ写真をアルバムにしてプレゼント』

いかがでしょうか?

ふだん会える家族も会えない家族も、おじいちゃまおばあちゃまと一緒に楽しんでいる笑顔の写真。アルバムにしたら楽しいでしょうね。

自分たちで撮影して作成する「手づくりアルバム」があったかくていいですね。でも、自分には、撮影のテクニックとか伴わないし無理かも?とも思ったり…。

でも、せっかくの記念なので…写真館のプロの方に出張して撮ってもらって作るのもまたいいですね。

そしてその中の「これが一番」の写真をちょっと高級そうな写真立てに入れて、みんなのメッセージを添えて、贈りたいですね。

その写真立てはふだんは部屋において、いつでも笑顔になれるように見てもらいたいですし、もしも病気になって入院してしまった時は病室に飾って、写真を眺めて元気になってもらえるといいですね。


ちなみに、残念ながら、ウチの近くの写真館でのサービスには自宅へ来てもらえるのはありませんでした。

でも、おトクな「お祝い会のプラン」がありました。

お祝い会をする会場のレンタル代も含めて、企画、演出、記念撮影も、トータルでプロデュースしてくれるプランです。

写真集を注文すれば39,800円で、スナップ写真(キャビネ12枚)+会場使用料+式典(司会進行・音響証明)+証明書+花束がセットされてるそうです。とってもお得なプランだと思います。

ただ、わが家としてはそこまで大掛かりなイベントはできませんでしたが。

 

男性(おじいちゃま)へのプレゼントだったら

男性は趣味が明確な人が多いのではないでしょうか。

つり、ゲートボール、読書、ボウリング、歴史探訪、将棋、盆栽、プラモデル…。

家族や本人に趣味を聞いて、その趣味に関連したグッズなどはいかがでしょう。今も続いている趣味ならば実用的なものを。もしその趣味から引退しちゃっているのなら、それを思い出せるようなものを。いかがでしょうか。

 

女性(おばあちゃま)へのプレゼントだったら

女性は何歳になってもお洒落関係には敏感かと思います。でも、好みが人それぞれ過ぎて、喜んでもらえるものが決めにくいですね。

でも、綺麗なものやカワイイものが好きなことは変わらないと思います。

ありきたりですけど「花」が喜んでもらえるかと思います。それも自分で自分には買わない「胡蝶蘭」など、ちょっと高級な花はいかがでしょう?

それとも、枯れない花「プリザードフラワー」を写真と一緒に飾っておいてもらうのもいいかも。プリザードフラワーは贈り物用として3~4種類の花をアレンジしたものとかが3,000~5,000円程度で販売されていますので、購入しやすいと思います。

 

米寿とはそもそも何?

米寿とは…

米寿(べいじゅ)は、数え年の88歳のこと。また、その祝い。賀の祝いのひとつ。米寿という名は、「米」の字を分解すると「八十八」になることに由来する。米の祝い(よねのいわい)とも言われる。

byウィキペディア

 

日本人が何より重要視してきたお米と同じように、88歳まで長生きした「あなた」はたいせつで重要な存在です♪…そんな気持ちを込めて祝うのが米寿なのでしょう。

 

平均寿命が延び、60歳の「還暦」ではまだまだ元気な人が多い今の時代には、平均寿命を越えたこの「米寿」が長寿祝の象徴のようになっています。

できる限り盛大に祝ってあげたいですね。

 

ちなみに…

米寿の時は「金色」のちゃんちゃんこを贈る風習もあります。

60歳還暦は「赤」
70歳「古希」・77歳「喜寿」は「紫」。

米寿はそれよりも高貴な色「金色」です。

正直、自分はちゃんちゃんこはどうでもいい?思ってしまいますが、この世代の人たちは昔からの言い伝えをたいせつにされる方も多いでしょう。

ですから、「金色のちゃんちゃんこ」も用意してあげると喜ぶんじゃないでしょうか。

 

 

米寿祝いしてみました/手作りの目録とリース・家族写真・食事会

カンレキのおひとりさまの私にも米寿の母がいます。幸い寝たきりではなく、自立してますが、ときどきケガをしたり、入院したりすることもあります。

その母の米寿祝を先日行いました。参考の一つにでもなれば幸いです。

 

プレゼントを「目録」で渡しました

母は88歳の誕生日よりも前に、日ごろ気にしている薄毛の解消のために「かつら?」「ウイッグ」を欲しがりました。

私からすれば「今さら?」な気もしましたが、確かに毎日のように「地肌が透けてる」「後ろから見られると…」と愚痴を言っていました。

町内会の老人クラブやデイサービスで通う施設での人目が気になるようです。何歳になっても女性なんですね。でも、みんながそんな感じだし、ウイッグって高いじゃん、とか思って「今さら」と思っていたのですが…。

高価なウイッグも、記念すべき節目の「米寿」のプレゼントとすれば、まあ少々高くても「記念だからね」ともなります。



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ということで、姉と妹の3姉妹の意見がまとまって「米寿のプレゼント」として母のウイッグを購入することになりました。

全体用ではなく、トップにだけ増やす部分用ですが、結構お高いんですね。Amazonでも販売してるようですが、いつも通っている美容室で付け方等も習いながら購入することとしました。

こちらの商品と同じものです。→(フォンテーヌ)FONTINE BP911マニフィー トップピース

 

そうすると、「じゃ、米寿のお祝い会を開催する?」ということになり、日程調整をしました。でも、姉の土日勤務の仕事の都合もあり、2か月先の日程となりました。

一方、母はウイッグを早く購入して使いたい…

苦肉の策として、「米寿祝い」の当日は、「目録」を渡すことにしました。

百均グッズを利用した妹手作りの目録です。

 

花束代わりの手作りリース

「米寿祝いの当日は、『目録』だけじゃカッコつかないからいっしょに花束でも渡す?」と姉から相談されました。でも、正直花束はどうかな?とも思ってました。

例えば、88本のバラの花束をもらったら…
その時は感動!でしょう。でも、その後、そのバラの花はどうするの?ドライフラワーを作るのもタイヘンだし、そもそもバラの88本は費用がかかりすぎなんじゃない?と。

悩んでいた時にYouTubeで興味深いものを見つけました。

「とってもゴージャスなバラのモチーフがカンタンに作れる裏ワザ」というテレビの番組の一部をアップしたものです。ホントにあっという間にバラっぽい造花が作れちゃうんです。

これなら枯れる心配もないし、そんなに手間もかからず簡単に「花束」が作れる!と思いました。

そのYouTubeはこちらです→「素敵なバラのモチーフが簡単に作れる」

 

この作り方で、88個のバラのモチーフを3人(姉と妹と自分)で分担して作りました。もちろん百均のフェルトを使用しましたから低コストです。

 

さて、ここでまた話が展開するのですが、このフェルトのバラの花を花束にするのはかなりタイヘンだろうということが想像されました。

花は作れても「茎」はどうやって何を使って作るの?88本をまとめた花束はかなりの重量になるんじゃ?

そこで、姉が考えて作り出したのが「リース」。

ワイヤーの輪っかを大小3つ作り、バラの花をバランスよく縫い付けてくれました。

重さはそこそこありますが、リースの上部を3箇所、ひもで吊るしたら結構いいカンジになりました。

 

(当初はまんまるだったのですが、重さのためか、いつの間にか少し縦長の「楕円」になってます)

母の部屋の、母がベッドに寝ているときにちょうど見える壁に飾ってあります。

 

家族写真から遺影写真を?

米寿を記念して写真を残したい、と思いました。

この記事の冒頭で紹介した「プロの写真家さんに、スナップ写真を撮ってもらってアルバムにしてプレゼント」がやりたかったのですが、家がボロですし、狭いですし、来てもらうのは無理…。

幸い母は歩けますから、みんなで写真館へ行って「家族写真」を撮ることにしました。

 

でも、実はもう一つの目的もありました。

「母の遺影写真」にも使えるから、です。
さらに、もし自分が近々必要になればそれもアリ、とも思ってます。

母には、多少「終活」っぽい話をしているのですが、歳が歳だけにあまり「その気」で聞いてくれません。

遺影写真についても、30年くらい前の写真を「これ使えばいい」と言っているのです。それもどうかと思いますし、かといって「これがいいかも?」という最近の写真も見当たらなくて。

最近は写真を撮る機会もめっきり減りましたし、珍しく写真を撮っても、化粧がきちんとできていなかったり、髪がボサボサだったり、服がちょっと…だったり。遺影写真にするには残念なものしかありません。

きちんと化粧をして、髪をセットしてちゃんと撮りましょうよ、と説明しました。

そうしたら母も「じゃあ」と、隠し持っていた超高級?な「紬」を出してきて「これ着て写真を撮る」と。

美容院で髪をセット(ウイッグを付けて)して、着付けをしてもらって、写真館で家族写真を撮りました。

今回お願いした写真館の家族写真の費用はこんな感じです。

1ポーズ(四切1枚・台紙セット)  16,200円
プリント(焼増)キャビネサイズ   3,240円
CDデータ(1カット・加工済み)   2,100円

 

出来上がった写真を見て、ホッとしました。

全員の表情もにこやかでしたし、肌とかも綺麗にしてもらってたし、ずっと長年残る予定の写真ですからね。しみじみ、プロに撮ってもらって良かったと思いました。

 

私の母は、杖をつきながらでも自分で歩けるので、写真館で撮影できました。

その点も良かったのですが、話を進めるうちに、母が「じゃ、この着物で」と意欲を見せ、その着物を着るための準備(帯や草履や足袋、着物用の下着、紐など)をしっかり実行しました。

家族写真の撮影は、母に良い刺激になったのではないかと思っています。

 

気が利いてるレストランでの食事会に満足と感謝

米寿を祝って食事会…普通食が食べづらい母との食事会はお店選びに難儀します。

ふだんからご飯もおかゆと普通のご飯の中間くらいの軟飯です。外食しても大概のものは母には固くて、ご飯すら食べられないお店がほとんどです。いつからか一緒に外食することは諦めていました。

でも、今回よくよく探していたら、素敵なレストランがありました。

「軟菜(野菜を軟らかくしてくれる)」を出してくれるので、母にはちょうどいいお店です。

もちろん予約して行きました。当日は混んでいる日曜日だったにもかかわらず、母の様子を見て「きざみ食」も提案してくれました。

おかげで母は完食できました。ありがたかったです。みんなと同じものを母が食べられたので、母はもちろん、家族もとても嬉しかったです。

普通食がこれです。

母の分だけきざみ食にしてくれました。

普通食と比較しながら食べられるので、食欲もいっそうわきますね。

それに何より美味でした。
そしてリーズナブルですし。

 

嬉しかったので、お店のホームページを紹介します。

食楽工房http://www.shokuraku.co.jp/index.html

 

ここは事前に相談すると「介護食メニュー」も用意してくれます。

ゼリー状・ペースト状の嚥下食、減塩食、素材を食べやすい大きさに切り分けるなど、誰もがおいしく食事を楽しめる工夫をしてくれてます。

もう感動です!

こんなお店がもっと増えるといいですね。

 

まとめ

人生88年の節目のお祝い「米寿」。88年の年月の重みに敬意を込めてお祝いしましょう。

米寿祝には何を贈ったらいいのか悩みますが、思わず笑顔がこぼれるようなものがいいですね。その人の趣味に合わせたり、家族の写真だったり…。

たとえささやかであっても、その人のことを一生懸命考えて、お祝いの気持ちを込めた「米寿祝」はきっと喜んでもらえますよ。

 

 


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