春になると、あちこちで桜が咲いて、お花見ムードに包まれます。桜はやはりいいですねぇ。やっと蕾が膨らみ花開いた桜は、青空に美しく清々しいです。でも、桜は開花時期が短く、数日後には散りゆく運命。その儚さがなんともいい風情です。その短い時間をだいじにさくらを楽しみましょう。
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今年はどこへお花見に行きますか?「仲間とわいわい楽しむお花見」もいいですが、「ひとり桜を愛でながら散策するお花見」も素敵です。
「日本三大桜」と「日本三大桜名所」を調べてみました。やはり一生に一度は見ておきたいですね。
「日本三大桜」とは?
「日本三大桜」とは、樹齢1,000年を越える一本の桜のTOP3を指しています。全て国の天然記念物に指定されています。
三春滝桜(福島県)
(みはるたきざくら)
樹齢1,000年を越えるといわれるベニシダレザクラです。花が下に向かって流れ落ちるように咲くことから「滝桜」という名前がつきました。枝の広がりは東西25m、南北20m。
所在地:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296番地
山高神代桜(山梨県)
(やまたかじんだいさくら)
樹齢2,000年といわれる日本最古のエドヒガンザクラ。
日本武尊が東征の際、この桜を植えたといわれます。
しっかりと根を張り休むことなく花を咲かすその懸命さには心打たれます。
2000回、さくらの花を咲かせるってすごい!
所在地:山梨県北杜市武川町山高2763 日蓮宗 大津山 実相寺
根尾谷淡墨桜(岐阜県)
(ねおだに うすずみざくら)
樹齢1,500年余のエドヒガンザクラ。
つぼみは薄いピンク色、満開時は白色ですが、散り際に薄い墨を引いたような色になることから名付けられました。
所在地:岐阜県本巣市根尾板所字上段995 薄墨公園
数ある日本のお花見スポットの中でも、神々しい美しさを誇るとされる日本三大桜。一生に一度は見てみたいものです。
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「日本三大桜名所」とは?
「日本三大桜名所」とは、山や公園などのそのエリア全体が桜の名所になっている場所のTOP3。
青森県の弘前公園、
長野県の高遠城址公園、
奈良県の吉野山があります。
「日本三大桜」には「国指定の天然記念物」という根拠がありますが、「三大名所」にはそういった根拠はよくわかりません。地元が言い出したり、自然発生的に呼ぶようになったもののようですね。
でも、確かに見事な桜の名所にはまちがいありません。一生に一度は見ておきたい桜の名所です。
弘前公園(ひろさきこうえん)/青森県弘前市
青森県弘前(ひろさき)市にある弘前公園は、約50種、2,600本の桜が咲く広大な公園です。
日本最古といわれているソメイヨシノが植えられています。
日本の北側に位置しているため、開花が遅く、例年ゴールデンウイーク辺りに満開になります。
夜桜も有名で「日本三大夜桜」にも挙げられる名所です。
弘前公園は、もとは弘前城の敷地。弘前城は、弘前藩津軽氏4万7千石の居城で、江戸時代に建造された、天守や櫓(やぐら)などが現存し、国の重要文化財に指定されています。
所在地:〒036-8356 青森県弘前市下白銀町1-1
高遠城址公園(たかとおじょうしこうえん)/長野県伊那市
長野県伊那(いな)市の高遠城址公園。ここでしか咲かないといわれる「タカトオコヒガンザクラ(子彼岸桜)」が植えられています。ソメイヨシノよりも赤みが強い花色で、目にあざやかなコヒガンザクラを、雄大なアルプスの山々を背景に見ることができます。
高遠城は、戦国時代、武田氏の重要な軍事拠点でしたが、長篠の戦いで織田・徳川氏に敗れ、高遠城の落城によって武田氏は滅亡しました。公園内には記念碑や句碑が点在しているので散策しながら桜を観賞するのも気持ちいいものです。
高遠でぜひ行って欲しい絶景ポイントが「桜雲橋」と「水鏡」。昼間のその絶景も感動ものですが、夜のライトアップの美しさはさらに幻想的で圧倒的です。
所在地:長野県伊那市高遠町東高遠
こちらもどうぞ→高遠城址公園桜まつりホームページ
吉野山(よしのやま)/奈良県吉野町
吉野山は平安時代頃から桜が植え続けられ、ヤマザクラ(山桜)を中心に約200種3万本の桜が密集しています。
尾根全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
パッと見ただけで千本の桜が見える、という意味で、吉野山は「一目千本(ひとめせんぼん)」ともいわれています。
吉野山の桜は地域ごとに
下千本(しもせんぼん)
中千本(なかせんぼん)
上千本(かみせんぼん)
奥千本(おくせんぼん)
と呼ばれています。
山麓から順に咲き上がっていきますので。4月上旬から下旬まで長く見頃が楽しめます。
桜の季節になると、有料駐車場やシャトルバスが運行されるので、エリアごとの桜や世界遺産の神社を楽しむことができます。
所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山
まとめ
「日本三大桜」「日本三大桜名所」を調べてみましたが、どこも迫力ありそうですね。
実は、私は「高遠の桜」を30年以上前に見に行ったことがあります。職場の人たちと日帰りでしたけど。あまりの「桜さくらサクラ・・・」に感激しました。
歩きながらずっと桜が続くのがスゴイ、だけでなく、上を見上げても空が見えないのですよ。サクラの花に覆い尽くされて全部ピンクの空!…驚きでしたねぇ。そのコヒガンザクラの木がさらに成長してスゴイことになってるんですよね。そして、ライトアップまでされるようになってるんですよね。
自分の環境が整ってまた遠出ができるようになったら、高遠へお花見に行ってきたいです。今度は、昼間の桜と夜桜と両方。そして温泉へ浸かってのんびりと。