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こんにちは!はっぴぃです。



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香典はいくら入れますか?…毎回悩みますよね。決まりがある訳じゃないけど、相場が気になります。香典の額は、故人や遺族との関係性、地域や年代によっても違ったりするでしょうけど。香典を渡すのはお通夜?葬儀の時?…気になります。

 

香典の額、目安ってある?

こんにちは、はっぴぃです。

先日、近所のお宅のお葬式に隣家として出席、お手伝いさせていただきました。専門の斎場でお通夜と告別式の受付を手伝わせていただきました。

90歳に近い年齢の元自衛官の方のお葬式でした。葬儀会場入り口横の「思い出コーナー」には勲章を授与されたときの写真も飾られていました。(すごい人だったんだ!)

でも、現役を離れてしばらくになるので、弔問にみえる方は故人の関係者は少なめ。喪主である息子さんや隣の町内会に住む娘さんの勤務先やお友達の方々が多かったように思います。

 

受付は同じく隣家の人と3人で行いました。たくさんの弔問に来てくれた方々に、記帳をお願いして、香典を箱に入れてもらい、香典返しをお渡しして、式への参列を促す、ということを繰り返していました。

 

自分たちの香典についても、あらかじめ3軒で打ち合わせていました。

同じ隣保班で葬儀が発生したときは、これまでの例に倣って、香典の額はだいたい決まっていました。

香典が3,000円、三日目法要も3,000円でいこう、と。

(私たちの地域では三日目法要も同じ日に済ましてしまいますので、不祝儀袋を2つ用意します。)

 

同じ隣保班でも、お手伝いに出なければまた違いますが、お葬式が発生した都度「いちおう揃えましょう」と話し合っています。

 

この額が妥当なのか、昔からそうだけど時勢に合わなくなってきてるのか、イマイチ不明だけど前例踏襲してきています。

 

でも、それは「たてまえ」かな?とも思います。

 

香典って結局は「故人と自分との関係をその人がどう考えているか?」ってことだと思うのです。

 

たとえ基準があったとしても、自分の気持ち「お世話になったなぁ」「感謝感謝ですぅ」とか思ったら、その額では足りないかも?同じ隣保班内の人でも、全く同じ付き合い方とは限らないものね。そして、不祝儀袋の中に入っている金額は、他の人には見えないですし…。

 

これは、生前父が私に言ってくれたコトなんですけど、「みんなで話し合うときはそれに賛同しておく。でも、袋の中は喪主の家しか見られないから、自分の気持ちを足せばいいんだ」。

 

わが家で葬式を出したのは30年くらい前の父の葬儀。その時の香典帳もありますが、金額についてはもう参考にはなりませんよね。

 

2016年に全日本冠婚葬祭互助会が「香典に関するアンケート調査」を実施しました。これをひもとくことで、香典の額についての拠り所にしようかと思います。

 

香典の額は故人との関係性で

全日本冠婚葬祭互助会の2016年実施のアンケート結果です。

「故人との関係別の香典の最多回答額と平均額」です。

(出典)全日本冠婚葬祭互助会

 

香典の額は、故人との関係により変わります。親戚関係とそれ以外とでは差があるのは当然ですよね。

親戚関係の中でも「祖父母」「親」「兄弟姉妹」「おじ・おば」「それ以外の親戚」でも違いが当然のことながらあります。

 

気になるのは、親戚関係ではない「職場関係」「友人・その家族」「隣人・近所」などについて。

どれも5,000円という回答が一番多い、という点です。親戚じゃない関係で香典を出す時は、「5,000円が目安」といえるようです。

ただし、これは個人で包む場合でしょう。職場関係の場合など、故人との関係が同じような何名かで一緒に包むこともあります。こちらのグラフで分かるように、2,000円3,000円などの金額も一定数あります。

 

 

 

(出典)全日本冠婚葬祭互助会

 

個人で香典額を決める際には、5,000円を目安としながらも、自分と故人や遺族との関係性によって包む金額に差を付けている、ということですね。



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香典の額は地域によって差がある?

香典の額は地域によっても差があるようですね。

関西より関東の方が香典額が高い傾向があるようです。

その理由は、一説によると、通夜振る舞いに違いがあるようです。関東の通夜は、全ての人が通夜振る舞いに立ち寄るのが一般的。でも、関西では通夜振る舞いは親戚のみで一般参列者が立ち寄ることはまずないのだそうです。通夜振る舞いを受ける地域では、食事代という事でもないけど包む額は少しプラスして考える、というのがあるのかもしれない、ですね。

 

 

香典を持参するのは通夜?葬儀?

通夜と葬儀の両方の受付のお手伝いをしました。お通夜に見えた方は香典を当然のようにスムーズに出してくれます。特に、告別式に出られない、という方は迷いなく通夜に香典を持参されます。

でも、通夜と葬儀と両方に出席する人もあります。そういう場合は、香典は通夜と葬儀とどっちに持参するのが本来なのか、迷っている方もいらっしゃいました。気になりますよね。

この点も地方により少し違いがあるようです。

 

(出典)全日本冠婚葬祭互助会

 

全体的には「通夜に持参」する傾向が多いようです。

特に首都圏や近畿などの大都市を含む地域では「通夜に持参」が多いです。でも、東北と四国地方では「告別式に持参」が多くなっています。

都市部では「通夜」、地方では「告別式」に持参する傾向が強いようです。ただし、北海道・九州地方ではこの傾向には該当しなくて、「通夜に持参」が圧倒的に多いです。独特なんですね。

 

うーん、要するに、どっちもあり、ってことですね。

地域によって差はあるけれど、何が何でもそうしなくちゃならないわけではないし、そんなに悩まなくても、できるタイミングでやればいんじゃない?と思いました。

 

香典を通夜で渡した人の葬儀の受付は?

葬儀の受付をしているときに、何人かの方から聞かれました。「昨日、お通夜に出席して香典を渡したんだけど、また記帳するの?」

「お通夜と葬儀と両方来たよ~」って記帳してくれればいいじゃん。香典を2回も出してほしいなんて言うわけないし…って内心思いながら、「ご記帳だけお願いします」とすまし顔で説明します。

聞いてくれれば答えられるけど、聞かずにもじもじ遠巻きに悩んでマス、って雰囲気を出してる人も多いですよね。

受付なしで葬儀会場に入ってしまう人も稀にいるけど、やっぱそれは良くないですよね。受付をしつつその旨を受付に伝えてくださればそれでいいんですよね。

それと、逆に、通夜に香典の準備ができないまま来ちゃって、香典は翌日の葬儀で渡したい、っていうときも、その旨を受付で説明して記帳してくれればそれでオッケーですよね。スマートですよね。

 

不祝儀袋のマナー

不祝儀袋の種類や表書きは、仏式、神式、キリスト教式によって変わります。
弔問前にあらかじめ宗教・宗派を確認しておきましょう。

 

不祝儀袋の表書きは「御霊前」?

不祝儀袋の表書きの区別、分かるようなわからないような…。不祝儀袋を購入するとそのパッケージに表書きの区別が印刷されてたりするけど、イマイチ分かりにくいです。

 

仏式でしたら「御霊前」「御佛前」「御香典」。

神式でしたら「御玉串料」「御霊前」「御神饌料」「御供物料」「御榊料」。

キリスト教式でしたら「御花料」ですね。

ただし、「御霊前」について、一部注意があります。
仏式・神式・キリスト教で多くは失礼にあたらないとされる表書きの「御霊前」。

仏教の中でも「浄土真宗」だけは使えません。浄土真宗では亡くなると即仏となる「往生即成仏」という教えなのです。もしも、仏教だけど宗派が不明、の時は「御香料」「御香資」「御香典」がいいでしょう。

それと、キリスト教の中でも、カトリックは「御霊前」でも可ですが、プロテスタントの場合はその教えから「御霊前」はNGです。

 

不祝儀袋は…

水引が印刷されたシンプルなものから、厚手の和紙で作られたものまでさまざまありますが、封入する金額に応じて選ぶのが基本です。用意する金額が5,000円程度まででしたら水引が印刷されたシンプルな袋。1万円を越える場合にはきちんと水引が結ばれた相応の袋を。という具合ですかね。
水引には5本、7本、10本があり、本数が多いほど格が上がるそうです。そんなに種類があるのは知りませんでした~。

 

神式の不祝儀袋は白無地が基本です。蓮の花の絵柄のタイプは仏式ですので神式には使いません。

 

キリスト教の袋は、白無地の封筒か、百合の花や十字架が描かれている熨斗袋をチョイスしましょう。水引は不要ですし、蓮の花のものは選びません。

 

不祝儀袋の名前の書き方

基本は、袋の真ん中に薄墨の筆で書きます。

夫婦や職場関係などで連名にする場合は、代表者名から、または五十音順に右から左へ書きます。

連名が4人以上など、表に名前が書ききれない場合は、代表者名とその左に「他一同」と記載します。そして全員の名前を書いた別紙を封入します。

 

会社として出す場合は、右側に会社名をやや小さめに、その左側に代表者名を書きます。

 

水引の意味と地方による違い

水引は黒白、地域によっては黄白です。一度結んだらほどけない、つまり「繰り返さない」という意味で結婚式と同様に「結びきり」のものを選びます。

関東近郊の葬儀では黒白か双銀の水引が一般的です。

 

でも京都など一部の地域では黄白の水引が主流だそうです。

 

関西や北陸、四国地方の一部でも、黒白は葬儀のみで、初七日や四十九日などの法要では黄白の水引が使われているそうです。

このように用いる水引は、地域によって違いがあリます。遠方への葬儀に参列する場合はあらかじめその地域の知人に事情を聞いたほうが無難ですね。それとも、「現地調達」するのもありでしょう。

 

まとめ

香典の額は故人や遺族との関係性によって変わります。基準があるようなないような。「お気持ちで」と言われても考え方が難しいです。香典の額って結局は「故人と自分との関係をその人がどう考えているか?」ってことだと思うのです。おおよその世間の目安を知っておけば、そこから自分の想いをプラスして考えられるかも。


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