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選挙の度に耳するのが「期日前投票」。
選挙権が18歳に引き下げられ学生も投票できるようになり、大学等に期日前投票所が設置されたりして、投票率アップのためにいろんな工夫がされています。
私がよく行くショッピングセンターでも週末に期日前投票所が設置されるとアナウンスがありました。確かにこういう場所には週末になると多くの人が集まりますものね。買物のついでに投票ができるのは楽ちんですし、選挙がすごく身近に感じます。
期日前投票所での投票って普通の投票所での投票と何か違うコトってあるのでしょうか?気になる期日前投票について調べてみました。

 



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期日前投票所って何?

選挙は選挙期日(投票日)に指定された投票所で投票することが原則です。
でも、その当日に投票所に投票に行けない人たちのために設けられたしくみが期日前投票です。選挙期日前でも、選挙期日と同じように投票用紙を投票箱に入れて投票します。


誰でも期日前投票はできるの?

(基本的には)選挙期日に投票所に行けない理由がある人が期日前投票ができます。基本的に、です。おそらくほとんどの人ができると思います。
 

期日前投票所ならどこの期日前投票所でもできるの?

期日前投票所は行政区(市区町村)ごとに1ヶ所以上設置することになっています。住所地以外の区域では期日前投票ができませんから気をつけましょう。
 

期日前投票の時間は?

基本は午前8時30分から午後8時までです。でも、最大2時間の繰り上げと延長が自治体の判断でできますので、市区町村により多少変わります。
通勤通学者の利便を考慮して、午前6時30分から午後10時までに設定を替えたところもあるようです。助かりますよね。
でも、選挙の担当者の方々はタイヘンでしょうね。身体が心配ですね。

 



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期日前投票所での手続きは?

期日前投票所は選挙期日の投票所での投票と同じ「確定投票」ですから、手続きや流れは基本的に変わりません。
でも選挙期日に投票所に行けない理由を説明するために、投票の前に「宣誓書」を提出します。宣誓書に列挙されている事由(仕事や冠婚葬祭、旅行やレジャー、病気・怪我・出産などの歩行困難など)の中から自分の該当するものを選択します。

 

入場券がないと期日前投票ができないの?

多くの市区町村で有権者に対して、投票日前に入場券や案内状などの通知が配られます。これを投票の際に持参すると受付がスムーズにできます。でも、スムースにできる、というだけで、持参しなくてもちゃんと投票できます。忘れてしまっても大丈夫です。

この入場券は、有権者の多い大都市では何万枚・何十万枚もの通知を一斉に発送しなければいけないことになります。期日前投票ができるようになってもすぐには手元に届かないこともあるでしょうが、しばらく待っていると届きますので、あわてないで大丈夫ですよ。
 

期日前投票日が選挙権認定の日です

一般的に、引越したり死亡した時に選挙権を失うことになります。

でも、期日前投票はその投票を行う日に選挙権の有無の認定をして、投票用紙を直接投票箱へ入れることになります。その時点で有効な票として扱われます。もし、その後、選挙期日までに引越しや死亡があったとしても投票された票は有効票なのです。


不在者投票と期日前投票って違うの?

期日前投票は、選挙区内に居て、投票所に足を運べる人ができる方法です。投票期日の前に指定された投票所へ出向いて、その場で投票用紙を請求し、投票用紙をもらって投票します。

 

それに対して、
不在者投票は、足を運べない人のためにある制度です。
病院や施設にいて文字は書けるけど動けない人や、仕事などでずっと選挙区の外(県外など)に一定期間いる人などができます。

病院のような施設では、そこで投票することができます。
事前に病院長等を通じて投票用紙を請求して取り寄せ、その病院等で投票します。病院長を通して行うのは、その病院等で行われる投票が不正ではないことを病院側に保証してもらう意味があるのでしょう。

個人での請求は、名簿登録地以外の滞在先の選挙管理委員会で投票します。
まず、名簿登録地の選挙管理委員会へ電話や手紙で投票用紙の請求をします。実際の投票は滞在先の選挙管理委員会で行うので、その市町村名を請求の際に伝えます。交付された投票用紙を滞在先の選挙管理委員会へ持参して投票します。その滞在先の選挙管理委員会が名簿登録地の選挙管理委員会へ投票を郵送してくれます。

 

まとめ

いろんなケースの人に合わせて、いろんな投票の方法が用意されているんですね。
期日前に投票できる場所の数も徐々に増え、時間も延長され、投票しやすい環境になっています。

これだったらもはや「期日前投票」というより「投票期間」としてしまってもいいんじゃない?と思いますね。
一日限りの投票日ではなく、一定期間投票できる期間に設定し、さらに、理由にこだわらずに、いつでも自分の都合で投票できる、となれば、選挙がより身近に感じます。もっと多くの人が投票に行くようになるんじゃないでしょうかね。

 


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